言 霊 遣 ヰ ハ 探 偵 社 員 ( 太宰治 )
第3章 開幕
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『 武装探偵社 』
曰く 、軍や警察に頼れない様な危険な依頼を専門にする探偵集団
昼の世界と夜の世界 、其の間を取り仕切る薄暮の武装集団
そして 、社員の多くが異能の力を持つ『 異能力者 』
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「おい太宰 、呑気に本を読む前に昨日の報告書を疾く出さんか」
長髪の青年 、国木田独歩が椅子に行儀悪く座り本を読んでいる蓬髪の青年 、太宰治に云う
「うふふ 、国木田君 、昨日の報告書なら今直ぐに出せるよ」
「何 、」
太宰の言葉に酷く驚き目を見開いている国木田に「国木田さん 、此れ太宰さんの昨日の報告書です」と 、前の方から女性の声がした
彼女 、柿本唯
柿本は問題社員である太宰の 、所謂お世話係なのだ
今回の様に 、柿本自身の物は勿論 、太宰や江戸川の報告書等もやっている
「貴様 、又た柿本に書かせたのか」
「違うよ国木田君 。唯が書きたいと云ったのだよ」
「何莫迦な事を云っているのですか太宰さん 。貴方が然も当たり前の様に私の机に置いたのでしょう」
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