第66章 【番外編】パブロフの犬2
芽をぬるぬると擦り、浅く指を出し入れすると、それだけで気持ち良さそうに中が反応する。
「あああっ!ごめんなさ、あっ、あっ、いく、いくうっ……!!」
きゅっと抱き付く力が強まると、身体を震わせて果てる。
指を三本と増やし、ルルさんの好きなところを突くと、あっという間に水が滴り落ちる。
「ああああっ!はげし、あっ、だめ、だめぇぇぇぇっ!!!」
「はっ…淫らだ……なんて厭らしい……」
「やぁ、嫌わ、ないでぇ……」
また浅いところをこりっと擦ると、ぐちょぐちょと水音が響き、奥に誘導するひだに従い、奥の壁を触る。
また温かな水がばしゃっと私の膝を濡らした。
「お掃除が大変そうですねぇ。」
「はぁ、ご、ごめんなさ…い……」
はあはあと肩に顔をあてられ、息を整える彼女に、ぞくっとした何とも言えない気持ちが芽生える。
可愛らしくて、愛しいこの存在を、壊さないように、しかし衝動的に抱くにはどうしたら良いか。
そんな考えと、動物的な激しい本能がぶつかり合う。
一つため息が小さな唇からこぼれ落ちると、深いキスを求められる。
早急に絡めた舌、たまに戸惑う唇、不馴れな動きなのに、その激しさからか、私の理性はぷっつりと切れた。
落とさないように身体を抱き締めると、ソファに縫い付けるように押し倒す。
解放出来ないように両手で頭を固定し、こちらの思い通りの激しい口付けを繰り返す。
自分より大分年下の娘にするようなものではないが、遊び相手では決して出来ない、心からの愛情表現のつもりではいた。
大人気ないとは思ったが、ギラギラと汗ばんでくるような欲望には勝てなかった。
「んんんっ!はっ、あっ…!!ふぁっ…!!」
先程達したばかりのはずなのに、彼女の太股に割って入っている自分の太股に、また生ぬるい水が降っていく。
彼女だけでなく、私も頭がおかしくなりそうだ。
何秒、何分と続くような熱い口付けをやめてやると、もどかしそうに袖を引かれ、
「も、いれて……おくに、おくに下さい……」
今にも呂律が回らなくなりそうな彼女が、か細く言う。
「いいですよ…」