第64章 【番外編】聖夜祭

私はその安心感もあり、きゅうっと締め付けながら衝撃にも似た快感をそっと受け入れた。
「ふぁぁぁ！あ、はぁ……」
それでも中にこりこりと当てられる先端から、次から次へと刺激が与えられる。
達してから敏感になった中は、またあまりにも呆気なくそれを締め付ける。
「そんなに、気持ちいいですか？
そんなにすぐ締め付けて…。」
「やぁぁぁっ！いわ、言わないでっ！はあ…、あっ…いやぁっ！」
もう何回果てたかわからない。
熱くて、身体が汗ばむ。
向き合った状態で膝に座らされ、下からズンズンと楔が打たれた。
「やあっ！！いく、いっ…！！」
ぎゅうっと中を絞めながら、私もまた彼に抱きつきながら、与えられる刺激を爪先まで流すかのように力を入れて、くたっと脱力する。
深すぎる繋がりは、私の思考回路をさらに奪っていく。
びゅくっと、またお腹の中に、奥に、流れ込んでくる白が、太股を伝ってシーツに溜まりを作った。
啄むようなキスすら気持ちよくて、頭が蕩けそうになる。
「んっ…う、ふ……。」
「すっかり蕩けてますねぇ。」
背中にまたベッドを感じたと思ったのに、もう丁寧にうつ伏せにさせられて、高く突き上げさせられたお尻を撫でられると、また深く挿入される。
「はぁ、あっぁぁぁぁ……」
だらしなく、口から液が流れ落ちていく。
「挿入れただけで果ててしまわれて…。
もちませんよ？」