第3章 真選組篇
甘味屋で働いているとふと視線を感じその方向を見ると…
何やら男の人が手招きしている。
この前の男。あの人に殺されるのか…
今あっちに行くと直ぐに殺されてしまうだろう。昼間は力を使えないから。
かといって蓮は呼べない。
考えろ…考えろ…
あっ……!!
『おばさんすみませんっ!!』
そう言うと私は走り出した。ある場所へ
男「チッ、感ずかれたか…でも逃がすかよ!」
到底女の私は男に足の早さも勝てるわけない。
捕まる…!その時
土「おい、嫌がってる女追い掛け回して何してんだよ。」
沖「大丈夫かィってお前!!」
土「夜狐!!」
『すみません!!お願いします!後で事情話すんで助けてください!』
土「チッ、おい、追いかけるの諦めて帰れ。男1人のお前と警察2人じゃ無理だってことは分かってるはずだ。今帰ればしょっぴかねぇよ」
男「チッ、」
男は舌打ちをしながら帰って行った。
『ありがとうございます!』
土「で?狐火の姫こと月姫さん?どういう事は聞かせてもらえるか?」
『…はい』