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彼は私のものにはならない。

第1章 私にあるもの。




二年前、冬___



私は常に彼を見かけていた。

気にかけていたわけではないけれど

気づけば視界に入っていた。

でもこの日、初めて彼と関わった。



『 どうしたの 』


『 おまえ、は 』


『 どうしたのか聞いてるのだけど

泣いてたのね 』


彼の目は光を失っていた。


『 …… 』


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