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彼は私のものにはならない。
第1章 私にあるもの。
「エニシ、今日、俺の家に来い。」
「…わかったわ、もう講義はないの?」
いつもどおり、私に話しかける無愛想な男。
「あぁ、お前はあるのか」
「えぇ、あと次の講義で終わり。
だから、そうね、4時には行けそうね」
そういうと彼はそうか、と頷いて
家で待ってると付け足した。
「……今日は、いつもより激しそうね」
いつもの日常はもう始まってる。
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