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彼は私のものにはならない。

第1章 私にあるもの。




「どう、しよう。
チャイム、押すべき?」


いつも一緒に入るし……


「押そう。」


ピンポーン……



「……出ないわね。」


なによなによ、

私が来てあげたのに。


「いないの?」


ドアノブに手をかけてみる。


がちゃ



「え、開いてる?」


もう、鍵かけ忘れてるのかしら。

でもローなら心配ないかしら?

「ふふっ」


強盗を逆に脅してるイメージで笑ってしまう。


「ロー?寝てるの?」


いつもの階段を上がる。


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