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彼は私のものにはならない。
第1章 私にあるもの。
でもそれは優しいようでずるくて、
とてもひどいことなのよ。
ロー。
「優しいのね」
「いつも、だろ?」
「はいはい」
私達は、
友達のように、親友のように、
夜は恋人のように
でもそれはローにとっては
きっと暇つぶしで、気休めで、
私には幸せな時間で
でも本当は辛くて苦しい。
「ロー、時間。」
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