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彼は私のものにはならない。

第1章 私にあるもの。




「ロー?本当に寝るの?」


「ん、」


「そう、なの………」


たまにこういうときがある。

こんなとき私は不安になる。


私がいらなくなった?

他に宛が?

私はやっぱり……



「エニシ、変な顔してるぞ。」


そういって私の頬を掴む。


「む、やめて」


「ふっ。綺麗な顔が台無しだろうが。」


「っ、なによ。
わかってるわよ。」


「ふん、自信家なこって。」


きっと彼はわかってこうする。

私が不安なことを知っていて、

わざと笑わせるようなことをする。


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