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彼は私のものにはならない。

第1章 私にあるもの。



「眠い。」


「はいはい。」


いつもどおり私からベッドに入り

彼を腕の中に迎え入れる。



「おいで」


「ふん。」


照れくさいのだろう。

目を伏せて、

またいつものように私の胸に収まる。




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