第1章 猫丸、ダイエットをする!
猫丸
今日も桂木さんに聞けなかった…というか、私から連絡出来なかった。日中はお仕事で忙しいだろうし、夜はお疲れで休みたいだろうし……(´・×・`)はぁ……何やってんだろ、私。もう、フレグランスの事はどうでもいいから桂木さんの声、聞きたいなぁ……
猫丸
やっぱり電話は無理でもメールなら暇な時にでも読んでくれるよね?
-----------------
桂木さん
お疲れ様です。
お仕事無事に終わって帰って来たら会いたいです。
猫丸
-----------------
今の私にはこれが精一杯。
桂木
しまった!昨夜は残務処理で遅くまで仕事をしていたら、プライベート用のスマホ確認をするのを忘れた。
なんという事だ!猫丸、寂しがっているんだな……俺もまだまだだな……
桂木
元気でやっているか?
こちらは問題ない
いや、違うな。これでは業務連絡だ……今の気持ちを端的に伝えなければ……
-----------------
猫丸
全て終わらせたら迎えに行く
俺も会いたい
大地
-----------------
そら「あれっ猫丸ちゃん、今日何かいい事あった?」
猫丸「えっ!」
そら「すっごい嬉しそうな顔してる!」
猫丸「そ、そうですか?」
そら「んんん?あ、わかった!班長の熱烈ラブコールで目が覚めたんでしょ!?」
猫丸「ち、違います!!」
そら「本当にぃ〜?」
猫丸「(違わないけど…)」
猫丸
どうしよう……もうすぐ桂木さんの誕生日だけど、プレゼントをどうするか何も決まってない!
私に買える物なんて知れてるし、かといって手作りなんて時間も自身もないし……(´・×・`)本当にどうしよう……(>_<;)
桂木「………」
-----------------
猫丸
仕事の予定が繰り上がって今日で区切りが付いた。
急で悪いんだが、今から会えないか?
大地
-----------------
桂木「……っ!」(気合いを入れて送信)
ピロリン♪
猫丸「あっ!桂木さんからだ!」
みどり「何て?」
猫丸「仕事、終わったから会いたい、だって」
みどり「予定より早かったね?やったじゃん!」
猫丸「でも、これからみどりとご飯一緒に行こうって」
みどり「そんなのまた今度でいいよ〜!久しぶりに桂木さんに会って来なよ!」