第13章 管理人とゲーム
お昼の休憩中、恋からメールがきた。
どうやら、今日新しい対戦ゲームを買ったらしいんだけど寮の皆の都合が合わないみたいで、私に一緒にしないかとメールがきたんだけど…
なんだか最近、私ならどうせ暇だろみたいな空気がツキノ寮に充満している気がする。
いや実際暇だからいいんだけどね。全然行くけどね。
……………
今度1週間丸々無理やり友達と予定入れてやるからな畜生が…!!!
…まあそんなこんなで仕事も終わり、私は部屋着に着替えて晩御飯を済ませてからコンビニへ出向いた。
ツキノ寮から一番近いコンビニに着くと、私はとりあえず大量のお菓子を買い物カゴに入れる。
ついでに缶ビールと缶チューハイを2缶ずつと…しょうがないので恋用に2リットルのコーラも買っといてやるか。
結局買い物袋が2袋になってしまった…
結構重くなってしまった袋を両手で持ちつつ寮に帰り、2階の恋の部屋へと向かう。
恋の部屋を目の前にしたその時、私は気づいてしまった。
両手が塞がっているからドアがノックが出来ないということに。
…と言っても各自の部屋に行く際に通る廊下は既に靴を脱いだ状態で上がるので、
一旦下に荷物を置くことも出来るし、何より片手で2袋持つことも出来る。
だが、私はそれをしない。
なぜなら、一瞬でも片手で持つのがダルいし一旦下に置いてまた持ち上げるのもダルいからだ。
と言うわけで、私に残された選択肢は一つ。