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こたつ de ××× Second Season

第1章 こたつ、出しました


僕は仕方なく和の隣に座ると、こたつの中に足を伸ばした。

当然だけど、電気の入ってないこたつは、暖かい訳もなく…

「せっかくのこたつなのに、これじゃあ意味無いじゃん」

と、むくれてみせた。

なのに和ったら、

「そう? それなりに暖かいと思うんだけど?」

なんて、シレッと言うんだ。

そんでもって、

「智はおじいちゃんだからじゃない?」

って…

それってちょっと酷くない?

ムカついた僕は、布団の端を握ると、そのまま勢い良く布団を捲り上げた。

「あっ、ちょっと何してんの?」

ほ〜ら、寒くなっただろ?

してやったりとばかりに、鼻をフンと鳴らして見せた。

「せっかく暖まって来たのに、冷えちゃったじゃないですか? この責任、どうやってとって貰いましょうかね?」

えっ、それって僕が悪いの?
大体が、和が電気入れてさえくれれば…って、ちょっと待って?

どうして僕の上に和乗っかってるの?

「…和? この状況は一体…」

「そんな可愛い顔したってダ〜メ(*^^*) 暖めて貰うからね? 智に…」

はあ?
それって、やっぱり…ですか?

「で、でも、ここじゃ寒いし…ね?」

カーペットだって汚しちゃうかもしれないし…

「安心して下さい。ヒーターは入れてありますから」

お前は芸人かよ…(;^_^A
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