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私は吉原のお姫様【R18】

第3章 いつもの昼、いつもの夜


キーンコーンカーンコーン。


AM8:15を知らせる学校の鐘が鳴る。


それを後ろに私は朝ごはんであるトーストを食べながらブレザーに着替える。


「♪〜♪〜♪♪」


軽快な鼻歌と共に、髪の毛に櫛を通して
歯磨きと顔洗いを済ます。

最後に黒ぶちの伊達目を付けて完成だ。



「さて、行きますかぁ〜〜」


バックを肩にかけて、玄関を出る。


オートロック式の扉の鍵がかかった音を確認してから私は歩みを進めた。




目的地に着くと、すでに閉まってる門を
ひょいと登り超えていく。


ちなみにスカートの中に短パンを履いてるからその辺は心配無い。


そのまま、下駄箱で靴を取り替え教室へ向かう。



「セーフッ!!」


教室のドアを勢いよく開けて、そう言えば29人の視線が集まる。



「ーどこがセーフだぁぁっ!完璧アウトだ!ア・ウ・ト!」


そんな時後ろから耳が痛くなるほど
うるさい声が聞こえた。

担任の……なんだっけ?


「すみませーん、以後気をつけまーす」


「それは今学期で73回目だぞ!」


ちなみに今学期の今までの規定登校日数は73日である。


担任の小言を気にせず私は窓側の一番後ろである席に着く。


これがいつもの日常であり、平凡な毎日である。


退屈な授業を受け、友達と適当に話す。

今日もずっと暇で1日満喫してました。


放課後、私は生徒会に出る。
一応生徒会長なのだ。(遅刻癖のある)

と言ってもこの学校では入学試験で
主席を収めたものがなるという決まりなのだが。


3年の主席が500満点中、487点。
2年の主席が500満点中、492点。
1年の主席が500満点中、500点。


一応、頭だけはいいのだ。
そして、運動は走ったりするのは大得意だ。



「もうすぐ学校祭なので開催式について話し合いましょう。
例年通り、よさこいは………………………で、いいですか?」


「「「はいっ!」」」


私が作ったシナリオの確認が終わったところで今日は解散だ。



「会長〜、この後暇ですか?」


「悪いけど、暇じゃない」


私は副会長の誘いを即答で断り、スクールバックを肩にかけ、帰路を辿った。

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