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色々短編集!

第7章 ナルト―――はたけカカシ


あれから数ヵ月


上忍として慣れてきたものの私には新たな問題ができていた

それは……



「松長みずき……だっけ。ちょっと強いからって調子に乗らないでよね」

『……はぁ……』

今現在今週で5回は聞いたこの言葉

どうやら私は敵視されてしまっているみたいだ
だが、それは何故なのだろう……?

『……あの……、私何か勘に触ることをしましたか……?』

すると、前にいる上忍の女性たちは眉間のシワを更に深くさせる

これは……マズイ……


空気が変わった

と、思ったその瞬間、一人の女性の蹴りが私の顔めがけて飛んできた

『わっ』

「チッ」

不意を突かれたものの私は体を反らしてそれを避ける
反撃をしようかと思ったが、この人たちも木の葉の忍び
傷つけるのは嫌だった

「ちょっと、避けないでよ」

『………』

だが、この人達は私を痛めつけたいようだ

なら私も―――



嫌、ダメだ

相手と同じことをしてあとで後悔するのは嫌だから――

『思う存分殴ってください』

「自分が何を言ってるかわかってるの?」

『私には心当たりがありませんが……気の済むまでどうぞ』

そう言うと目の前の女性たちは顔をひきつらせた
そして、顔を見合わせて頷き合い私を見た

二人が私の腕を固め、動けないようにする

そんなことをしなくても逃げないのに―――

そんなことを思いながらされるがままでいると、一人が拳を振り上げた

目を閉じて、痛みに備えていると、ふと思った


明日、無事に家に帰れるかな………――――


自分の決断を少し後悔したとき


「ったく、何してんだ?お前ら」

閉じていた目を開けると、千本をくわえた人と顔に火傷のある人の二人の男性がいた

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