第7章 ナルト―――はたけカカシ
『か、カカシさん!?大丈夫ですか!?』
慌てて私もしゃがみこむ
すると、カカシさんを叩いた張本人が私の頭を撫でた
「よォ、みずき。一週間ぶりぐらいか?」
アスマさんはタバコに火をつけながらそう言って、後ろには紅さんがいた
「いった………。何も本気で叩くことないでしょーよ……」
「うるせー。もう一回シバかれたいか?」
「………」
カカシさんは諦めたようにため息をつき、立ち上がる
「それより、これから任務なんじゃないの?」
『あ、はい!』
「ったく、行こうかみずき」
『はい!』
立ち上がったカカシさんは私の手を取り歩き始めた
アスマside
ったく………あれで気づかねぇとか何なんだ?あいつ……
手を繋いで歩く二人を見送って待機所に入る
すると、上忍たちの様子を見て俺はため息をついた
男どもはカカシには勝てないという諦め
そして、好意に気づいてもらえないカカシへの同情
女どもはカカシに好かれているみずきへの妬み、敵視
みずきは罪な女だと再びため息をついた