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色々短編集!

第6章 ワンピース―――ロロノア・ゾロ


麦わらの一味side


「わりぃ、待たせた」

そう言って船に乗るゾロにナミがキレる

「ちょっと!何処行ってたのよ!?ほら、あんたも出航の準備―――………!?」

「どうしたー?ナミ!」

怒鳴っていたナミが急に黙ったことで、出航の準備をしていた仲間たちが手を止めてそちらを見る

「ん?誰だこいつ?」

「……あら」

「うおーー!麗しきレディ!!」

「何だ何だ?」

ゾロの背後に立つ女を見て、一味は驚く

『こ、こんにちは………』

その女は白く透き通るような肌で、体も細かった
そして、何よりも一味が驚いたのはゾロが連れてきたということだった

ゾロは島に降りても必要最低限島民と関わることはない
そのゾロが女を連れてきたのだ

「ゾロ、そいつどうした?」

「この島の山の上にいた」

そう言って女を見たゾロは紹介を促した

『みずきと、言います。私を、仲間にして下さい……!』

みずきはキツく目を瞑り深く頭を下げた

「みずき!頭をあげろ!」

そう強く言われてみずきは頭をあげる
みずきの前にルフィが立った

「海に出て、俺たちの仲間になって、みずきは何をしたい?」

そのルフィは腕を組み、みずきにそう聞いた

みずきは少し考えてゆっくりと口を開いた

『私は……ゾロに広げてもらった世界を…今度は自分の目で、足で、広げてみたい……!

……こんなあやふやなことで海に出てはいけませんか……?』

ゾロを含めた麦わらの一味を見渡すみずき
そんなみずきに麦わら帽子を被った男はニッと笑った

「いいぞ!お前、俺の仲間になれ!」

『本当ですか!?』

「ああ!それにゾロが連れてきたんだ!文句はない!」

そう言ってニシシッと笑うルフィを見て仲間たちも笑う
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