第24章 家族の時間
蓮「、カラ松君のご両親は知っているのか?」
「あぁ、むしろ歓迎された。イケメンな息子が増えるのは嬉しいって」
そう答えればどこかホッとした顔をする
「挨拶、教えてくれて助かった。ありがと」
蓮「あ、あぁ。役に立ててよかった」
「つか、どっちもこうもうまくいっていいもんかなって」
蓮「普通は拒否をされると思うからな。だが、親が子を信じなければ誰が信じるんだ。確かに当人同士の問題かも知れんが、結局はそれで済まないのも事実だ」
意外と饒舌なんだな、知らなかった
もっと寡黙だと思ってたのに
それだけ話す時間がなかったということか
蓮「だが、そちらも問題なさそうで安心した」
「まぁ、これからも迷惑とか心配とかかけるかも知れないけど」
蓮「それをかけられるのが親だ、いいんだよ」
あ、笑った
初めてみたな
蓮「どうした」
「や、初めて笑った顔見たなって」
バツが悪そうにコホンと咳払いをする
蓮「それはこちらも同じだ。しかも器用なんだな、アクセサリー作るなんて」
「細かい作業は嫌いじゃない。面白かった」
蓮「そうやってのことが知れるのは嬉しいな。カラ松君には感謝しなきゃな」
カラ松が受け入れられて認められている
それが俺にとっては嬉しいことだ
「確かにそうかも。カラ松いなかったら何も変わってないだろうからな」
この家に、俺に必要な存在
出会うべくして出会ったと、今なら思える