第4章 【R18】カンダウリズム(トド松)
「それなんだけど、なんで私二階にいるんだろう」
「え?」
私の言葉にトド松くんは首を傾げる。
確か私は押し入れでおそ松くんに抱かれて…。
「――夢花ちゃん、熱あるの?」
「えっ?」
「顔、赤いよ」
そう言われて私は自分の顔が赤くなっていたのに気付いた。
思い出しただけで赤面しちゃうなんて…。
私は慌てて誤魔化す。
「う、うん…熱とかじゃないけど…ちょっとね…
あっそうだ、トド松くんの淹れたお茶が飲みたいな
淹れてきてくれる?」
これ以上一緒にいたら勘付かれてしまいそうなので
私はトド松くんが私から離れるよう誘導することにした。
「お安いご用だよ」
笑顔でそう言ってトド松くんは一階へと降りていく。