第2章 【R18】エメトフィリア(一松)
「はい、温かいお茶」
トド松くんが私の前に湯気がたった湯飲みを置く。
私はありがとう…と言ってお茶を一口飲んだ。
おそ松くんに連れられ、久しぶりに上がった松野さんの家は以前来た時よりも狭く感じる。
前に上がらせてもらったのは5年程前のことだったからそう感じるのも無理は無い。
トド松くんにも事情を説明したら、大変だったねと気遣ってくれた。
「お茶美味しい?」
「うん、美味しいよ」
トド松くんに聞かれ、私は答える。
本当に美味しかった。
そういえば、トド松くんは前にスタバァで働いてたって十四松くんが言ってたっけ。
だからお茶もこんなに美味しく淹れられるのかも。