第3章 紅白の新たな出会い
「あはは、まぁ、あんな腐れ天パでも良いところはある
もんですよ。…多分、きっと、うん。」
そうかィ、その一言を呟いてお登勢さんは優しく微笑んだ。きっとお母さんがいたら、こんな感じなのかな。
包み込んでくれるような優しさというか、母性というか。
この人に限らず、この街の人は人情に厚い。
たまに知らない人に突然絡まれることもあって、最初は驚いたけどでも人の温もりを感じることのできるこの場所が好きだ。
「さァ、掃除するよ。そこの奥の戸棚から掃除道具一式持ってきとくれ。」
「はい!」
今日も1日を、始めよう。