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ONE PIECE〜巫女の秘密〜

第13章 世界会議




「なっ、命の巫女?!お前はCP0に捕えるよう命令したはずだ…!」

五老星が慌てる

どうやら、私が捕まってなかったこととイムを見られたことに焦っているらしい

玉座に座るイムは私をじっと見ていた

「あら、イムは聞いてないのかしら?…私ね、天竜人を消すことにしたの」

「な!そんなことが許されると思っとるのか!!」

「許される許されないの話じゃないの。私がいらないと思ったから消すのよ」

我ながら何と横柄なのだろうか

でもね、私に生意気な口を聞いたチャルロスが悪いのよ

そう思いながら五老星一人一人に触れていく

私が触れる事に五老星は灰となり消えていく

「さて、残るはあなただけよ。イム」

「……」

イムは喋らない

「あら、あなたアラバスタ王国に何かするつもりだったのね」

イムの思考を少しだけ読む

「……」

「アラバスタはいい国なのに…消そうとするのはもったいないわ。」

「……」

「まあ、そんな事どうでもいいわ。あなたには…ここで消えてもらうもの」

私は虚の玉座に登る

一歩ずつ、イムに近付く

イムもわかっているのだろうか

イムは一歩も動かなかった

「…私の作る世界に…あなたはいらないの。ごめんなさいね」

私はそう言ってイムを消した






「これで…もう、邪魔者は…いない」







ようやく…ようやく私の思う世界を作れる…




私は玉座に座る

それと同時に海兵が虚の玉座の間に入ってきた

全員が武器を構える

武器なんて…意味ないのに

私はそう思いながら海兵を眠らせる

「ユメユメ…"睡"」


バタバタと倒れていく海兵

その中に一人、見知った人物が立っていた


「…シュウ…」

「姉貴…まさか本気で天竜人を消すなんて…」

「だって、チャルロスが私のしらほし姫をペットにするなんて言うから」

「…そんな理由で消したのか?」

「いいえ、それだけじゃないわよ。元々、天竜人は消すつもりだったのよ」

「どうして?」

「私達の…私達の故郷を消したのが天竜人だからよ」



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