• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす


必死で離れた

『鉄朗…!』

背中は引き寄せられ

「行くな…どこにも…
今日だけは…俺のに戻って…」

『痛いよ…鉄朗……』

俺も引き寄せてしまう

あちこちに俺の華の種を
紅く刻んでしまう

「悪ぃ…今日は優しくだもんなァ…
愛してる…もっと
愛させて…姫凪……」

『ん、愛して…鉄朗…好き…』

鳴り響く電話に

あと少し
あと一回

分かってるから
心配すんな

心で必死に詫びながら

姫凪の身体を貪った
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp