白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
『クロ?』
「姫凪…
まだ泣いてんじゃん…」
『え?もう…』
「泣いてる…事にして」
クソ…俺のバカ。
俺どんだけ情けねぇの?
久々に腕の中にある温もりに浮かれて
離したくなるなんて
未練がましさも極まれり…だよな…
姫凪を抱き締めて
大好きな髪の毛を撫でて
押し倒したいのとか
キスしてぇのは
何とか我慢するけど
それも大概限界で。
『クロ…あの…』
「後チョット…
疲れて血迷ってる事にして」
欲しくなる。
付いてる痕全部
俺がって思っちまう