第2章 あなたはバスケ部
「はぁ~」
「黄瀬の奴どうしたんだ?」
「おい!黄瀬っちゃんと!リバウンドの(れ)んしゅうをしっか(り)し(ろ)っ!」
「おい?早川なんて?」
「早川うるせー!シバくぞ!」
『黄瀬君は変わってしまった』
俺、どっか変わった⁈
ルカっちはそんな変わってしまった俺とバスケしたくないってこと⁈
「あ~まじ嫌われたかもしれないッス~‼」
「なに?黄瀬、お前ルカちゃんに嫌われたの?」
「ニコニコしないでくださいッス。まじ嫌になるんで」
「おい。お前らちょっと集まれ」
監督がレギュラーメンバーに声をかける
「?なんすか監督」
「お前らに先に話しとく。次の休みに練習試合をいれといた」
「おぉー!!やったぁ!(れ)んしゅう試合!お(れ)っまじがんば(る)っすよー!」
「黄瀬を入れての初めての練習試合だな」
「...そうッスね」
「監督レギュラーメンバーでやるってことは強豪校ですか?」
「東京都ベスト4の所だ。新設校でレギュラーは全員二年だ」
ん?新設校?
「確か名前は誠凛高校だ」