第2章 黒子コース
「ただいま」
黒子が玄関の扉を開けると家の奥から小さい足音が聞こえた。
「…テツ兄おかえり。お客さん?」
「はい、お友達の火神大我君ですよ」
出てきたのは小柄な少女だった。
身長は130cm前後。黒子と同じ色の髪は肩につくくらいの長さ。色白でまるで黒子を女の子にしたような感じだった。
「火神君ボクの妹のです」
「…こんにちは」
「どうも」
「テツ兄、部屋に飲み物持っていこっか?」
「ありがとう」
黒子はにお礼を言って火神と自室に向かった。
階段を上がる途中火神は黒子に話しかけた。
「黒子って家ではあんな感じなんだな」
「学校と違いますか?」
「あぁ」