第9章 9章「過去」
「気持ち悪」「死ねよ」「うざい」
勇太:みんな!やめろよ
劉禅が嫌がってるだろ
「は?」「なに?」「逆らうの?」
劉禅:勇太?
勇太:大丈夫だ。安心しろ
「ちっ」
そのあとボロボロになって
2人で帰った…
勇太は身を挺して俺を庇ってくれた
その後もその後もずっと俺のそばに
いてくれて勇太は俺の人生の恩人だ
でも…俺そんな勇太守れなかった…
勇太:なんで守ってくれなかったの?
ゆ、勇太っ!?
------
「っ…はっ!な、なんだ」
「考え事はよくないな
それよりさっさと勇太の家にいかないと」
鱗:ガオー
「あそこか…クソ…もうここは
うじゃうじゃいるな」
「勇太…今待ってろ必ず助けに行くからな」
------
鱗:(殴
勇太:うっ!ウワァァア!
「ファイヤーランプ!」
鱗:ドバーン
「ふぅ…間に合ったー…」「あっ。」
勇太:…り、劉禅!?
「ゆ、勇太」
勇太:生きてたの!?
「あ、あぁ。いや、死んでます」
勇太:…
「仕方ない勇太に何か
隠すわけにもいかないし全部話すか…」
「略」
勇太:えっ…マジで?
「割とガチでマジで」
勇太:そ、そうだったのか大変だね
あ。さっきはありがとう!
「うん!俺の方こそ!
そんなことより俺もう行くね
勇太は安全なところに隠れてて!」
勇太:なっ!
「どうしたの?ゆ…」
鱗:ガオー
勇太:なっ!おい!劉禅!
鱗:ガオーガオー
「…はぁはぁ…」ポタポタ…
勇太:劉禅!!!!
やばい。これは。
勇太。ごめん。クソ。
俺は結局最後までなにも守れなかった…
優平さんまで巻き込んでおいて
守るって必ず助けるって
必ず戻るって
約束したのに…なんで…俺って奴は