第10章 10章「終わり」
その後冷徹さんたちみんなは
なんとか鱗を倒しまくって
犠牲者はゼロ
いや1人か…
結局俺は何も守れなかったのな
彼奴にも嫌なとこ見せちまって
でもこれでやっと成仏しちまうのか…
クソ寂しいね…これでもう終わりか
俺の人生も何もかも
勇太:終わり?ふざけるなよ
まだまだこれからだろ
これは終わりなんかじゃねぇよ始まりだろ
「ゆ、勇太!?」
勇太:いいか。お前も俺も今
こうやって生きている俺もお前に
助けられただから例え世界が
違っても俺とお前は一緒だ…
「俺が何かを守れた?
俺は一体何を守ったんだよ
結局犠牲者増やしただけじゃねえか」
勇太:そうかな?
ならもう一度守ればいい
「もう違う世界に行った以上
何も守れやしねぇよお前は守れねえ」
勇太:俺じゃなくても
守れるものはまだあるだろ
「は?」
優平:自分の道は自分で決めるんだよ
「優平さん!」
優平:君にはまだ
守るべきものはたくさんあるだろ
今まで君を守ってくれた人たちだ
「今まで俺を?」
冷徹:っ
健太:ヤッホー
嘘:…うん
光代:劉禅?
「…みんな。そうだ。今度は
勇太の分も優平さんの分も
冷徹さんを健太さんを嘘さんを光代さんを
守るんだ…どれだけ弱くても
絶対に最後まで守り通すんだ…」
閻魔:そうだその意気だ…
劉禅!お前はまだやれる!まだ戦える!
勇太:…ありがとな劉禅
冷徹:あ、ありがとう…(
健太:ありがとー!
優平:ありがとう
光代:ありがとさん
嘘:…ありがとう
[ありがとう劉禅]
みんなありがとう
そうだ
これは終わりなんかじゃないまだ始まりなんだ
第10章「始まり」完結…