• テキストサイズ

【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第8章 正反対*



「何するんスか!!?」

「今の言った事取り消して…才能だけじゃない!!人はね!努力だって必要なの!」

「てか…桜っち、マネージャーっしょ?!いちいち口挟むなよ!!」

「おい!黄瀬!止めろ!」

「森山先輩は黙ってて下さい!コートに立ってるのは俺らなんスよ!桜っち…アンタは何もできないじゃないスっか…」


そうかもしれない。黄瀬くんの言う通りかもしれない…私には、何もできないかもしれない。でも努力して頑張ってる人の事をあんな風に言うのは間違ってる。


「黄瀬!お前はとりあえず落ち着け。神白悪りぃが…今日は二軍の方を頼む。」

「わかりました。笠松先輩…なんだか今日は色々すいません。」

「気にすんな!後で顔出しに行く。」



その日から当分の間二軍の練習に出る事になった。黄瀬君とは一切喋ってないし、お互い顔も合わせないようになった。相変わらず、瀬戸さんと仲良くしてるみたいだが、私には関係ない。部活も一軍と二軍は体育館が違ったりするからあんまり会う事もないし…たまに笠松先輩が顔出してくれるから一軍の様子を聞いていたけど…


黄瀬がいつもと違う。

そう言われるばかりだった…







/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp