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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第8章 正反対*



学校に着くと今日は一段と黄瀬君を取り巻く女の子達の人数が多かった…


「まりな!おはよ!」

「おはよ〜!朝からうっさくてホント止めてほしんだけど…」

「今日はなんだか凄いよね?」

「キセくんの誕生日らしーよ!」

「えっ!!そうなの!?」


さっきからプレゼント貰ってるのはそのせいなんだ…知らなかった、今日は6月18日。双子座だ!ラッキーアイテムは布団乾燥機だけど…用意できないし…どうしよ〜。


「桜っち!まりなさん!おはよ!」

「おはよ〜アンタさぁ…朝からうるさいんだけど…」

「俺だって困ってるんスよ〜!でもファンの子を邪険にはできないし…やっと抜け出せたんスよ!」

「黄瀬君…今日誕生日だったんだね。ごめんね。知らなくて何も用意してないんだ…」


「全然良いっスよ〜!桜っちは、いつも俺たちの為に汗水流してマネージャー業、頑張ってくれてんだからそれだけで十分っスよ!」

「じゃあ今度何か用意してくるから!」

「だから大丈夫っスよ!でも…おめでとうって言って?」

「えっ?はい。お誕生日おめでとう。」

「ありがとっ!」


「「リョーターーまだーー??」」

「あぁ〜また呼ばれちゃったんで…俺行くっスね!じゃあ」


本当に黄瀬君は人気すぎてため息が出る。しかもさっきのはズルい!おめでとうって言ってなんて…なんか負けた気がする!!


「桜ーちなみに今日の三、四時間目…家庭科でお菓子作りらしいよ〜それキセくんにあげれば〜?」


「えっ!?なんで?」

「だってプレゼント用意してないんでしょ?」

「そうだけどいらないって言ってたし!別にいいよ…」

「ふ〜んなら良いけど…」


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