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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第7章 信用と信頼*




「桜っち…少し付き合ってくれる?」

「うん?いいよ!」

黄瀬君の様子が変だったから、いつもの公園に行く…この場所は凄く好きバスケットコートが公園の中にあるから、いつだってボールの音が聞こえる。

「桜っち、時間大丈夫?」

「大丈夫!そんな事気にしなくて良いから。」


今何時っスかね…最初の会話から結構時間が経ってると思う。ずっと無言なのに桜っちは、俺を責めるでもなく慰めるでもなく、何も言わずに隣で空を見上げていた。、何も喋らなくても嫌じゃなかった…なんか妙に落ち着く…



「桜っち…今日言ってた、信用じゃなくて信頼できる方が強いってどうゆう意味なんスか?」


「う〜ん。私の勝手な考えだけど…信用は過去。信頼は未来なんだと思う。信用は過去の功績とかそういったモノに対する評価、信頼は信じて頼る事…一緒に過ごしていく中で信頼が生まれて未来を信頼できる、気持ちに気持ちで応えるのが信頼だと思ってる。」


「そうっスか…」

「ごめんね!なんか意味わかんなかったよね〜」

「まだわかるって言いきれないっスけど…今の桜っちはスゲーカッコイイと思った。」

「えっ…?」


あ〜また照れてるんスね。でもスゲーかっこ良かったのはホントっスよ。なんか桜っちらしい、昔の俺だったらサッパリだったかもしれないけど…今なら少しわかる気がする、黒子っち達と試合した後、前より練習するようになったし。

あと…


「俺…最近思うんスよ。海常の皆とバスケするのがちょっと楽しいっス!」


「うん…」

そうやって、うなずいてくれた桜っちの笑顔は今までで、一番優しい笑顔をしていた…







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