第2章 桜の出会い*
「てか!桜!入学式なんだから、ちゃんと制服着てこなきゃだめじゃん!」
「えっ?着てるよ?」
「いやいや;着てるじゃなくて…ブレザーとスカートだけじゃん指定なの。」
でも海常ってそんなに校則厳しくなかった気がするし…大丈夫でしょ?
「だってこれがしっくり来ると思いまして…。」
「あんた絶対最初から目つけられタイプだわ!それに先生にも呼び出しされたりするかもよ?」
「え”ぇーーーーーそれだけは困るよ」
そこまで考えてなかった。
でも入学式だし。呼び出しされるかもしれない…
行きたくない気持ちが更に大きくなってしまう。
「あぁーやっちゃったね!最初から注目の的かもよ…笑」
はぁ〜遅刻でも良いから一回家帰って
着替えようかな
そんなどうしようもない考えを遮るように
まりなは私に新しい学校の事についてあれこれ話し始めた。