第4章 本当の姿*
「君、名前は?」
「あっ!すいません名乗ってなかったですね。1年の神白桜です。」
「神白の友達は誰?」
「え〜と…」
あれ?名前?苗字なんだっけ?確か、りょうたって呼ばれたけど…苗字も何回か呼ばれてるの聞いた気がするけど…本人から聞いた事ないし一方的に話しかけられてただけだから、今まで気にしてなかった。
それってもの凄く失礼だよね。やっぱ今日は止めて明日まりなに名前を聞いてから来よう。
「すいません。やっぱりまた明日来ますので、今日は帰ります。」
「どうして?せっかく来たんだから寄っていきなよ。こっちこっち!」
「あっいや…でも。ちょっとーー」
断わる隙も作れるずグイグイ引っ張られる。もうここは腹を決めるしかないか…聞きずらいけど本人に直接聞こう。