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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第3章  揺らぐ心*




ーー

「笠松先輩〜!今ってマネージャー募集してないんスか?」

「あぁっ?してねぇよ」

「あっ…もしかしてオレのせいッスか?スンマせん。モテるって罪ッスよね…」


「黄瀬ぇー!テメェ調子乗ってんじゃねぇよ!!」

「スンマせんーー;でもうちのクラスにマネージャーに向いてる子がいて勧誘しようと思ってるんス!」


「なら今度連れてこい!とりあえず一度見てからじゃねーとなんとも言えねぇ。」


「了解ッス!」

ーー







昨日笠松先輩にもOK貰ったんで。只今神白さんを絶賛勧誘中ッス!


「そーゆう事なんで神白さんバスケ部のマネージャーやってもらえないスか?」

「そーだよ!桜やりなよ!せっかく誘ってくれてるんだから」

「「ねえ〜〜」」


いやいや話が見えない。いきなりそんな事言われてもむしろ私一回笠松先輩に断ってるのに…この人、私と笠松先輩が知り合いって知らないよね?


「なんで私なの?無理です。」

「即答ッスね!!だって中学の時マネージャーやってたんスよね?まりなさんに聞いたスよ。」




まりな…余計な事言ってくれたね。しかもまりなの事下の名前で呼んでるし。いつの間に仲良くなってんのよーー!

「確かに中学の時はやってたけどもうやらないの!」


「なんでー?」


「それは…とにかくやりません!」

もう早く諦めてよ。なんで私なのよ他に沢山いるじゃん。


「俺絶対諦めないッス!良いって言うまで頑張るッス!とりあえず見に来るだけ来てよ?」

「だってよ〜桜どうするの?」


もう!そんなキラキラした笑顔でお願いしないでよ断りにくいじゃん…でもそこにはダメって言えない私がいる。


いつまでもお願いする彼にいつのまにか首を縦に振っていた。


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