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die Phasen des Mondes【ディアラヴァ】

第2章 episode.2


翌朝になり、私は随分すっきりした気分で目覚める事が出来た。


部屋の大きな窓を開けてみると、気持ちの良い風がカーテンを揺らし頬を撫でていく。


さぁ、これからどうしよう?


皆は学校から帰ってきたのかな?
ちょっと部屋から出てみようか?


光を浴びて風に当たっていると、元気が出てくる気がする。


記憶にはないけれど私の荷物だとユイが部屋に置いて行ってくれたケースから、洋服を取り出して着てみる。


確かに、私の好みの洋服ばかりが入っている。
自分の好みに関しては確信があるみたい。


この荷物も私が自分で用意したんだよね…?


不思議な感覚を覚えながら、身支度を整え部屋のドアに手を掛けた。


ガチャリ…。


少し重厚な造りのドアは重ための音をたてる。


「…っ!」


外に出ようとした瞬間、部屋の前に誰かが座っていて、予想もしていなかったのでびっくりする。
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