第4章 合宿
溝口「国見ィ!足止まってんぞ!!!金田一もっとジャンプできんだろ!!!及川ァ!!!!何女子に捕まってんだ!!!!…岩泉!!!連れてこい!!!!!!!!」
合宿最終日。
みんなの疲労が伝わるくらい空気はどんよりしていて、徹は女の子に捕まったのを発見されハジメちゃんがくりだされる。
向こうの方でするバレーボールが頭部にぶつかる音に誰も気にせずひたすらボールを追っていた。
『金田一、国見休憩です』
金田一「ハァ…ハァ…」
国見「金田一タオル」
金田一「おう…サンキュ…」
1年2人が休憩に入り、次のペアがコートに入る。
あと30分で18時。
今日は早めに切り上げだったっけ。
時計を確認して、溝口さんに声をかけた。
溝口「及川」
及川「ハァイ…全員集合!!!」
徹の声が響いてみんなが集まる。
圧倒的に疲れている1年を横目に私はノートにスタミナ。と雑に書き話を聞くことにした。
及川「聖ちゃーーーん、及川さん疲れちゃった癒してー」
岩泉「聖準備できてんのか?」
『うん…貴広達は?』
岩泉「先に出てる」
及川「ちょっと無視やめて!?」
大荷物を持ち、部長副部長が室内確認を終わらせ鍵を占める。
徹が私の持っていた荷物を少し持ってくれたおかげで軽い。
ハジメちゃんが鍵を監督に返しに向かって行った。
『疲れた?』
及川「んー…まぁね、家帰ったらすぐ寝れそう」
あくびをしてのんびり私の隣を歩く徹を見てつられてあくびをすれば、眠い?と聞いてきたので首を降る。
及川「フフ、聖ちゃん今日ウチくる?」
『うん、ちょっとだけ寝させて』
及川「岩ちゃんも来るから…母ちゃんに布団頼んどこ…」
『徹』
及川「ん?」
『お疲れ様』
ニッと笑顔を見せれば、聖ちゃんもね。と頭にてが乗せられた。