第7章 Ⅶ
────全てを捨てる。
────全てを統べる。
その覚悟をさせたのはあんただった
何度も痕を付けられてるあんたには、うんざりする。
解らせればいいと、手を伸ばしかけて目を奪われた
水の中に佇む姿はとても美しく、時が止まった気さえした。
ひとつになりたい
壊してしまいたい
想いが交錯する
考える間もなくは無邪気に逃げ回る。
まるで寄せては返す波のように
が居ないと寒くてたまらない
だから傍に居てくれ。
その為だったら何だってしてやるさ
に牙を向ける事も・・・ソレを嫌がったとしても────・・・