第3章 第1話 “出会い”
タクヤ
ナギサ、やり過ぎだ。
タクヤの言葉で私は周りを見渡した。
みんな、恐ろしい人を見るかのような目で私を見ていた。
ナギサ
人の宝物に手を出したあっちが悪い。
タクヤ
だけどなぁ。
ナギサ
あとよろしく。
そう言って私は店を出て行った。
そしてあの丘へ足を運んだ。丘についた私はその場に腰を下ろした。
ナギサ
やっぱり綺麗だな。
目の前に広がる向こう側が見えないほどの広大な海を見つめながら一人でボソボソとつぶやいていた。
ルフィ
お前、魔法使いなんだってなー!
後ろから突然声をかけられその声の持ち主の方を見るとそこには麦わら帽子を被った目の下にキズのある男が立っていた。
ナギサ
…あなたさっきタクヤと一緒にいたわよね?タクヤからきいたの?私が魔法使いだってこと。
ルフィ
そーなんだよ。それでよ、今仲間を探してるんだ。
ナギサ
仲間?
ルフィ
海賊の仲間だ!