第7章 末弟とスイーツ
主人公視点
トド松くんの手が服の中に浸入してきて、器用にブラのホックを外す。
濃厚なキスは艶っぽい水音を部屋に響かせ、右手でわたしの胸を掴むように揉みしだく。
左手で髪を搔き上げるように撫でられると、2人の瞳が重なった。
「ずっと、エッチしたかったんでしょ?」
問いかけにコクリと頷くと、
「口…開けて」
「…んん」
ねっとりと深く舌が捻じ込まれ、互いの舌が絡みつく。
トド松くんの唇から注がれた甘い唾液を飲み込めば、まるで媚薬のように身体が熱くなっていった。
あまりの気持ちよさに吐息を漏らすと、彼の顔が離れわたしの頬をそっと撫でる。
「ふふっ。もしかして、仕事中もこうして二人で過ごす事を考えてた?」
向けられたのは、得意げでイタズラっぽい笑顔。
「だって…早く会いたかったんだもん…」
「じゃあ、特別に今日はたくさん可愛がってあげるね」
そう言うと、トド松くんは身を起こし、シャツを脱ぎ捨てベルトをカチャカチャと外している。
そのまま下着になったかと思ったら…
「えっ…?こ、これって…」
「たまにはこういうのも…ねっ?ドキドキするでしょ?」
ベルトで手を上に縛られ、自由を奪われてしまった。