第17章 実験ごっこ チョロ松
「それって、肩をマッサージしてくれるの?」
その言葉を聞いて、僕はたまらなく嬉しくなった。
ひみつ道具その2、電動マッサージャー略して電マ。
こけしのような形状から、電動こけしなんて呼ぶ人もいる。
本来の目的とは違った用法で使用されるコレは、AVでは定番中の定番な大人のオモチャである。
使用された女優は大抵イク。面白いくらいにイキまくる…。
コレを見て、イヤ…ヤメテ…!という反応ならば、既に知識があると見てとれるけれど、肩をマッサージって——そのピュアさもうハンパないっ!!普通に好きっ!!超絶かわいーーよーーーー!!!!
「主ちゃん…コレはね…」
僕はスイッチを入れた。
ヴヴヴヴヴ…
クソエロい振動音に胸が高鳴る。
「こうやって使うんだよ」
刺激が強いと痛がりそうなので、パワーを一番弱くしてからそうっと彼女の秘部へ押しあてた。
だけど失敗だった。
「ああああーーーっ!!??イタイッ!!やめてぇーーーっ!!!!」
主ちゃんはあてた瞬間、太腿を痙攣させながら悲鳴をあげてしまった。
(初めてだから刺激が強すぎたか…!)
慌ててスイッチを切り、目に涙を浮かべる彼女を優しく抱きしめる。