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華のように 鬼のように ~ぬら孫夢小説~

第3章 神の率いる百鬼夜行


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その夜、紫苑は銀色の髪をした、聖獣姿でサクラの木に寄りかかって座りながら若菜にもらった写真の一枚を見つめていた。



いくつか貰ったのだが、そのなかでも一番のお気に入り。
菫と琥珀、若菜と鯉伴がそれぞれ満面の笑みで映っている写真。菫と若菜の腕には、生まれたばかりのリクオと紫苑の姿もある。

菫と鯉伴はよく似ていて、まるで双子の用に瓜二つだった。
ただ一つ違うのは目の色と髪の色。鯉半が黒髪とオレンジの瞳なのに対して菫は銀色の髪に、金色の瞳。

琥珀は、幼い少年のような面影で、黒髪に赤茶色の瞳。鯉伴と肩を並べるほどの容姿の良さで、菫といても引けを取らない。



「…濡れた髪を乾かすのに外に出るとは、お主の婆様と同じじゃな。」
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