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【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第30章 俺、松野ちゃんとのやりとり


「あー……そういえば……」

 やはり松野ちゃんはそのことをすっかり忘れていた。俺は意外だと思い、

「なーに、まさか忘れてたの」

と茶化した。すると、

「はいはい、忘れてましたー」

と松野ちゃんは呆気なく降参していた。

「てかなんで電話かけてきたの?」

 そう質問をされ、早速本題へ。

「そりゃだって花火大会のことなんも決めてねーじゃん……そんでどうしよっか?」

 俺は松野ちゃんに問う。

「んー……やっぱ折角だし屋台も回りたいよね?」

「んなもあったりめーじゃん! 小遣いの方は大丈夫だし」

 俺はこの日のためにいつもなら誘惑に負けて買ってしまうお菓子などを我慢していたから。

「じゃあ5時に最寄り駅前集合でいいかな? 他、分かりやすいところあったりする?」

「んー……俺も行ったことねーから分かんないけどまあいいんじゃね? じゃあそう伝えとくわー」

「はーい。わざわざありがとね」

「いやいや……そんじゃ楽しみにしてっから。それじゃぁ……」

「うん……あっ、待って!」

 会話が終わるかと思いきや、松野ちゃんがそれを止めた。

「ちょっ……いきなりなに?」

 驚いて問いてみる。俺はギリギリ電話を切らないでいた。
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