【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第29章 松野、反省と約束 ~another story~
作業中盤、誰かが昇降口へときた。その人はチョロ松だったので思わず、
「おっ、チョロ松じゃん」
と声をかけた。そういえばこいつも学級委員だったことを思い出し、
「なになに、お前も掃除だったの?」
と聞いてみた。すると、
「当たり前だろ、学級委員なんだから。でも、同じクラスの子が来なくて僕1人で教室終わらせたんだよ。まっ、僕だけの方が気が楽だったからよかったんだけどね」
チョロ松は少し呆れ顔で話していた。
「そっか……てかさ、この後暇だろ? だったら手伝ってけよ、なっ!」
これで少しは楽になる。そう思って俺は声をかけたのだが、
「えっ、やだよ。この後にゃーちゃんのCDをフラゲに行くんだから」
あっさり拒否された。俺は、
「はぁ! またレイカかよ……」
と怒り悲しんだ。
「だからレイカって誰のことだよ……ったくもう……あっ、そういえばおそ松兄さん、今度の花火大会行くんだっけ? あれ僕も行くよ」