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【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第29章 松野、反省と約束 ~another story~


 教室の掃除を終わらせると、俺たちは昇降口へと場所を移動した。まずは下駄箱の掃除から始める。なので、1つずつ靴箱の扉を開けては掃いて閉めの作業を繰り返す。俺はこの状況を見て、

「うわぁ……さっきの教室より汚え。これ全部やるとか鬼畜でしかないっしょ。もう俺らのクラスのところだけやればよくね?」

 俺たちの高校は学年ごとに昇降口が分かれている。担任の先生からの指示はなかったが、俺たちが勝手に判断し、自分たちの学年の昇降口の掃除を始めた。そしてクラスに生徒は約30人程いて6クラスに分かれている。つまりは約180人分の生徒の下駄箱の掃除をするのである。

「確かに汚い……けど、ちゃんとやろ」

 確かだが、下駄箱内の掃除は長期休みに入らない限り、行うのが困難なせいか年に一度か二度程度だと思う。こりゃ、文句の1つや2つは出てきてもいいだろう。しかし長期休みだからこそ、上履きを持ち帰る生徒が多いので作業は楽に進んだ。
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