【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第24章 松野たちの補習 ~another story~
俺は案の定、今回のテストで赤点を取りまくった。なので、補習を受けなければならない。ちなみに補習の内容とは、テストで出た問題と全く同じものを受け、目標点以上取れればよいという簡単なようで難しいものである。科学の補習を受けるために教室へ行くとまだ誰もきておらず、座っていると、
「おっ、おそ松くん!」
と松野ちゃんが教室に入ってきた。
「よぉ! 松野ちゃんじゃん」
俺は挨拶をした。松野ちゃんは俺に近寄り、
「なんでいるの!?」
と聞いてきた。
「そりゃあ、赤点取ったからでしょ」
俺は何も隠さずに堂々と言い張った。そして、
「そんなことよりさー、松野ちゃんも補習?」
とニヤニヤしながら松野ちゃんに問いた。
(松野ちゃんが補習とか……マジありえねーし)
「そっ、そうだけど……」
と松野ちゃんは言い出す。その言葉を聞いて俺は笑い出してしまい、
「まっ、まじで!? いやー、まさか松野ちゃんが赤点だとはね……」
とそんな気持ちになってしまった。松野ちゃんは開き直ったのか、
「はいはいそうです」
と強気で返すと、俺の隣に座ってきた。