【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第23章 俺の複雑な気持ち
教室とは少し離れた廊下にて、
「あのさ……いい加減レイカじゃなくてにゃーちゃんって覚えてくれないかな?」
そんな些細なことまで指摘してくる三男。
「いいじゃん! ドルオタのやつなんてみんなおんなじようなもんだろ?」
俺は反論した。チョロ松は、
「これだからおそ松兄さんは……あーあ、結局、あの時もうまくいかなかったし……もう、松野さんに迷惑かけすぎだよ全く……」
と松野ちゃんを気にする。
(やっぱり……)
「お前ってやっぱ松野ちゃんのこと好きなの?」
ストレートにだが、質問をしてみた。
チョロ松は俺からの質問に、
「だからなんでっ! そう思うわけさ……」
と動揺を隠しきれない素振りを見せる。俺は、
「だから隠す必要なんてねーよ。兄弟なんだし」
と言うが、
「けど松野さんが好きなのはおそ松兄さんも同じだろ?」
とチョロ松に言い返される。俺は考えていると、授業が始まる5分前のチャイムが鳴った。それを言い訳に、
「あっ、もうすぐ授業だ。じゃっ、まったなー」
と言ってからその場を去った。