【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第18章 松野たちはコンビニへ ~another story~
放課後、松野ちゃんの誘いにより、2人でコンビニへ。向かう道のり、お互い話すことはなかった。久しぶりに2人でいる時間が長いせいなのかとも考えた。そして学校近くのコンビニに着くと、
「私のお金で好きなの買っていいから」
と松野ちゃんから伝えられる。俺は、
「えっ、だって松野ちゃんが買いたいもの買うんじゃないの?」
と疑問に思ったので聞いてみた。こんなこと、聞かされていない。だって松野ちゃんのためについてきたのだから。松野ちゃんは俺の方を向き、改まって、
「ごめんなさい! 今日誕生日だからさ、おそ松くんにだけ特別にね、何か買ってあげようと思って……ほら、学級委員とかでお世話になって……」
「それってチョロ松もなんじゃないの?」
思わず松野ちゃんの話が終わる前に口に出ししてしまった。こうなればもう口は言うことを聞かずに、
「ほらだって、チョロ松もだろ。だったら俺だけ特別とか……なんかわりぃって……」
と話す。もちろん、委員会が同じという理由もあるが、あの校外研修でのことがどうしても頭をよぎった。だから俺だけ特別扱いされるのが申し訳なかった。