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【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第11章 俺と残りの5人


 ようやく作業も終盤。もう慣れっ子の作業
に俺たちは夢中となって無言の状態が続いた。教室には紙をトントンと整えられる音や紙を折る音、他にホチキスでその折った紙を留める音しか聞こえていなかった。しかし不意に教室以外から声が聞こえるようになる。

「ぬぉぉぉおおーーー!!!」

(あれ……十四松!?)

 その声は廊下からだった。一瞬ではあったがやはり共に生まれし数十年。今のは確実に十四松の声に違いなかった。

「何、今の声?」

と松野ちゃんは焦って言う。俺は無言で立ち上がり、すぐさま教室のドアまで行き廊下に向かって、

「おい、十四松!! 廊下を大声で走んな!!!」

と怒鳴りつけるように廊下で声を上げて走っていた十四松を注意した。
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