• テキストサイズ

【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第11章 俺と残りの5人


 作業は前と同じように初めた。今回は俺の集中力が途切れることはなかった。早く終わらせたかったせいか。しかしここで、

「ねぇ、おそ松くん」

 松野ちゃんが俺に声をかけてきた。

「んっ?」

 俺は反応する。そして、

「いや……前に話してたことなんだけどね、六つ子って大変って言ってたじゃん。やっぱみんな性格って違うのかなって気になって……」

(なんだ、すっげー……単純な質問)

 なので、

「えっ、なになに? 俺今日めっちゃ頑張ってたのに松野ちゃんから質問とか珍しー」

 俺はニヤニヤしながら言う。そしてすぐに、

「んー……性格ね……まあ違うっちゃあ違うよ。そうだ、鞄の色とかで覚えるといいよ」

と提案してみた。松野ちゃんはそれを聞いてか俺の鞄に視線をやっていた。

(あっ、そうだ!)

「後松野ちゃん、紙とペン持ってない?」

「あるけど……」

と言ってから松野ちゃんは鞄の中からルーズリーフを1枚と筆箱からペンを取り出して渡してくれた。
/ 95ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp