第20章 EP洛山5 マネになるのは決定事項です。
「あれ、聞こえなかった? 丁重のおことわ」
「聞こえないので、もう一度大きな声で頼む。」
コイツ。絶対わざとだ。
今最後まで言わせる気なかった。
【返事を選択してください。】
喜んでマネージャーやらせていただきます。
征十郎様が言うなら是非
謹んでお受けいたします。
わー、イエスしか選択肢がない。
しかもセリフがオカシイ。
征十郎様ってなんやねん。
赤司様って呼んでないからか?
恐るべし魔王・・・・・・
「ヨロコンデ マネージャーヲヤラセテイタダキマス。」
素直に言うのもなんとなく気に入らなかったので、棒読みで僕はそう答えた。
そして、答えた瞬間
「そう言ってくれて安心したよ」
「嬉しいわ一葉ちゃん!」
喜ぶキセキ+無冠と対照的に正ちゃんとまゆまゆは興味なさそうな表情で、その様子を見ていた。
あ、ちなみに僕のこの世界での家は主人公ちゃんと同じ家でいいみたい。
一人暮らし仕様になってたけど。
こうして僕のトリップ1日目?が終了した。